夫の浮気調査依頼の体験談

「離婚したいんだが・・・」

正に青天の霹靂とは、このことを言うのでしょう。真面目だけが取り柄のサラリーマンの夫と結婚してから15年、毎朝早起きをしてお弁当を作り、夫を会社に送り出してから掃除、洗濯をし、帰宅が何時になるか分らない主人のために夕食を作って待っている単調な生活を送ってきましたが、まさか夫の口からこのような台詞が出てこようとは夢にも思いませんでした。性格の面でも、趣味の面でも、話が合っていると思っていました。

それが、なぜ急に?

私に原因がないことは明白でした。神様、仏様に誓って、夫以外の男性と性的関係を持ったことは、結婚以来一度もなかったのですから。

それでは、なぜ?

残る理由は、夫の浮気しか考えられませんでした。

私は美人でもなく、魚に例えるなら川魚の部類で、決して綺麗な熱帯魚ではありません。私にも至らないところがあったのかもしれません。理由を聞いても「気持ちが冷めてしまったから」とか、「もう一緒にいても意味が無いから」とか、要領を得ない答えばかりが返ってきます。

益々、夫の浮気に対する疑念は増すばかりでした。

色々と自分なりに何か浮気の証拠になるものはないかと、家中を捜し回ったのですが、何も出てきませんでした。

それで、信用のおける親友に相談したところ、

「そんなに心配なら、探偵事務所に浮気調査でも依頼するのが一番じゃないの」

と助言されてしまいました。

最初は、そこまでする必要はないだろうと高を括っていたのですが、夫の気持ちを翻意させることが頗る難しいと分ってからは、その方向(浮気調査を依頼する方向)で動き出すことにしました。

早速、親友と一緒にS市にある大手探偵事務所を訪ねました。

想像とは違い、事務所の雰囲気は非常に明るく、働いておられる皆さんも気さくな感じの方ばかりでした。私の案件を担当して下さったKさんは、探偵歴20年以上の大ベテランの男性で、安心のおける紳士でした。

調査を依頼して5日後、早くもKさんから連絡が入りました。

「旦那さんの浮気の証拠写真が撮れましたので、事務所までいらっしゃって下さいますか?」

あまりにも早い連絡に驚きながらも、今回は一人で事務所に出向きました。

テーブルに所狭しと拡げられた何枚かの写真に映し出された姿は、紛れもなく夫と若い女性のものでした。一瞬、目が眩むような感覚に襲われましたが、やっぱり、という諦めの気持ちもありました。

浮気の証拠が出てきた以上、過去のことに縛られている訳にもいきません。幸いにも、担当のKさんから離婚の手続きに関して親切に教えて頂き、弁護士の方も紹介して頂いたので、万事スムーズに進めて行けると思っています。

人生は、なるようにしかなりません。

今は、そんな気持ちで毎日を送っています。

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